その二十四
 生きていけること
 今、一人で生きていけるかといったら、難しい、人から助けて貰わなければ大変だろう。もっとも、誰もが本当に一人で生きているわけではないのだが、それでも、不自由な身体では多くを人から助けられて生きている。

 もし、生きている時代が原始時代だったら、この不自由な身体では何日も生きていけないだろう。食料を得ること、身を、家族を守る事は出来ない、他の仲間も余裕は無いだろう。
 江戸や、その前の時代では、資産があり、裕福だったら少しは何とかなっただろうが、その時代の大多数の人、その日をやっとのようなお百姓だったら、本人も周りも、生きていくことを諦めてしまっているのではないか。

 今の時代は恵まれた時代なのです、弱者も生きていける時代なのだから、弱いもの、劣ったものは生きていくことは難しい、自然の摂理からだと、生きていけることが良い事なのか。
 恵まれた時代、所としか言いようが無い、でも良いことです、弱者が全て切られてしまうことより、人間的だと。

 3N
 以前、3A、アテネ五輪で活躍した水泳の柴田亜衣選手の「慌てず焦らず、諦めず」というのが片麻痺の私にも合うとのようなことを書いたが、今回は自分でも考えたのが「嘆かず、悩まず、無くさず」という3Nです。

 嘆かずは、今の境遇、不自由な身体を「嘆くのは」止そう。悩まずは、何でこんなに成ってしまったのか、如何してなのかと「悩むのは」止そう。無くさずは、社会に関わる意欲、少しでも身体の状態を良くしようと意欲を「無くさず」にいよう。というものです、人によりいろいろ当てはまることがあるのではないでしょうか。
                                   12月30日

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