その十四
 生き方
 人それぞれ、皆、その時、その時を決断して歩んでいきます。その時の決断でその後の人生も変わっていきます。でも生き方が変わるのは自分の決断だけでないことはもちろん、思いも懸けない出来事でも変わります。良いのか悪いのか解りません、一つの生き方しか経験できないし、決断した結果なのですから。

 今回、病気によって私の生き方も変わってしまいました。病気にならなければ、その生き方では、仕事で定年までの大部分は単身生活が続いたでしょう。望んだささやかな出世もしたでしょう。

 今は、家から通える職場で仕事が出来るようになりました。朝晩、高校生の娘2人と一緒に学校まで行って、それから近くの職場に通います、あんまり話をすると嫌がられそうです。
 家族と一緒にいる時間が大きく増えました。皆と外には中々出かけられなくなってしまった身体と引き換えにですが、良かったのか悪かったのか、井戸のつるべです。望んだ生き方ではありませんが、仕方ありません。
                                    7月31日

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