○ 望む自動ブレーキ

 今、自動ブレーキの性能は、どんどん向上してきて、新型や部分改良の都度、性能の良いものになっています。

 しかし、今、段階的に進んできているのでしょうが、対歩行者や自転車に有効なもの、重要視したものが少ないように思えます。

 昨今のトラックによる追突事故での悲惨な死亡事故もあり、トラックには早急に対車両・対歩行者に有効な自動ブレーキの装着の義務付けがされることを望みます。

 対自転車に対する自動ブレーキの試験は、何処でも行われていませんが、もしかしたら、正面の、斜め正面の衝突回避は、歩行者に対する自動ブレーキが有効なら大丈夫なのかもしれません。

○ 予防安全性能

 (独)自動車事故対策機構の予防安全性能アセスメントでは、その安全技術の導入促進のためと言うことで、総合評価2点以上で『ASV』を、12点以上で『ASV+』と評価してきましたが、安全性能の意味で、2点や12点の評価で、どれだけ安全なんでしょうか、対車両の被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)での32点満点が多くなった今、何の目安にもならなくなってしまっていました。

 ここで、やっと、予防安全性能アセスメントの所管省庁の国交省での平成27年度の評価検討会で、その予防安全性能総合評価の変更と、そのJNCAP 2016 ロードマップが示され、平成28年度から歩行者(対昼間)の試験が実施されることが分かり、一安心したところです。

委員会資料(国交省)http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/02assessment/documents.html

平成28年度 衝突被害軽減制動制御装置[対歩行者:昼間]性能試験方法(案)PDF



 



第3回評価検討会参考資料6−1
                                
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