5) 自宅療養
 家に戻ってくると、規則正しい病院の生活と異なり、ルーズなものとなってしまいそうで心配でした。
通院
 通院によるリハビリは、週に1回、OT、PTを行い、年が明けてからは、OT、PTを交互に行いました。

 退院時で基本的なことは終了したということから、通院リハビリは、実生活での問題点を解決してゆくもの、退院時の力を維持して観点から行われました。

 実際に、自宅に帰ると体を動かす機会が少なくなり、色々な箇所に痛みが出てきました。

 通院では、車を運転してゆきますが、なかなか一人で外に出ることもしないので、良い気晴らしになりました。

 また、病院に行くと、入院時の顔見知りや、同病の方達と話や情報交換が出来て楽しいものでした。

 リハビリは体の状態を見てもらったり、自分ではなかなか、動かせないないようなところを動かしてもらいました。

 私は、左腕を斜め後ろの方に動かすと、肩に痛みが出ました。
トレーニング
 自主トレは、朝起きてからの準備体操とベットの上で麻痺側の足や手を動かすことと外を歩くことでした。

 外は、最初、500mぐらいを一日2、3回歩いていましたが、2ヶ月後には1000mまで歩けるようになりました。

 しかし、1kmでも私には小1時間もかかり、息も上がってしまうので、到底普通の人みたいなスピードでは歩けるようにはならないのだと思いましたが、それは、それでしょうがないが、安全な歩き方が出来るようにとトレーニングを続けました。
雨風
 雨の時は傘が使えませんし、風が強いと、バランスがとれず危険なので、外歩きは中止しました。
1日
 療養は寒い時期でしたので、朝、7時頃に目がさめても、8時近くまで布団からでませんでした。夜更かしはあまりしませんが、夜中に2度3度とトイレに起きてしまい寝た気がしませんでした。

 起きて食事、トイレ、準備体操等すると9時を過ぎていました。お風呂は1日おきで、外歩きをし、お風呂に入り、また、外歩きです。

 外歩きが終ると、昼か昼過ぎなので、食事をし、その後は土日や、女房の休みの日以外は、誰もいないので、ゆっくりテレビをみたり、パソコンで暇つぶしをしました。
外出
 不自由な身になってしまうと、人前にあまり出る気がせず面倒なのもあって外出が億劫になってしまい、たまに図書館に行くぐらいで、週に1回の病院以外は、用事がない限り人のいる所へは行きませんでした。

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